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産業用ドローン “初” となる、ミリ波レーダー✕LiDARセンサー✕ビジョンセンサーの3種類の障害物センサーを搭載したドローン

DJI Matrice 350 RTK の後継機として登場した、測量・インフラ赤外線点検の効率化をテーマとし、AIによる効率化を実現する最新のフラッグシップドローン。
ペイロードを搭載しても最大59分の前方飛行時間を提供し、さらに最大53分のホバリング時間を実現。
IP55の保護等級を備えており、-20°Cから50°Cの過酷な環境や極端な温度でも操作可能。
前モデルM350RTKの2.7kgから大幅なアップグレードし、最大ペイロードが6kgに進化。これによって「複数のモジュールの同時取り付け(4つのE-PORT/理論上最大7つ)」や「3rdパーティ製のモジュールの取り付け(SDK対応)」などができるようになった。
LiDAR、ミリ波レーダー、フルカラー低照度魚眼ビジョンセンサーを搭載しており、夜間の山岳地帯で高圧電線のような小さな物体も回避する。
風力タービンのブレードに近づいても安定して飛行でき、リターンポイントが更新されていなくても、融合ポジショニングシステムによって安全に帰還可能。

製品の特徴

複雑な環境下でも高い安全性と効率を求めるプロ用途に最適

  • 電線レベルの障害物検知で夜間飛行も安心
    新たに搭載されたLiDAR、ミリ波レーダー、低照度対応の魚眼ビジョンセンサーによって、送電線レベルの細い障害物までリアルタイムに検出。最大25 m/sの速度でも安定した検知が可能で、夜間や山間部でも安心して運用可能。
  • 向上したインテリジェンスと効率性
    Matrice 400は、スマート検出やAR投影などの新しいインテリジェント機能により、捜索・救助活動中や日常飛行中に、車両、船舶、被写体を検出することが可能。
    送電網検査中、自動で電線を検出し、送信機画面にARラインを表示、周囲の環境を一目で明確にし安全飛行を支援。
    船での着陸には、3m×3mのマーカーを置くことで自動認識による着陸をする。また、着陸後にはプロペラが不要に回らないようにモーターロックがかかる仕様となる。

Matrice 400 の進化

  • 機体の形状
    進時の空力効率を考慮したやや斜めの姿勢が特徴。
    この設計により、飛行中の安定性と効率が向上している。
    また、Matrice 350 RTKと比較してプロペラが大型化され、より大きな揚力を発生させることで、消費電力を抑える効果もある。
  • 長時間飛行、高速性能
    IP55規格で、ペイロードを搭載していても最大飛行時間は、前方飛行時間「最大約59分」ホバリング「最大約53分」。
    捜索救助/消防/大規模なマッピング/などの長時間かつ連続的な業務において信頼できるツール。
    最高25 m/sの飛行速度で建物や山のような大きな障害物を回避可能。
    さらにRTH(自動帰還)が起動する下限値もバッテリー残量20%→15%に変更され、より長く実運用ができるようになっている。
  • 最大ペイロード容量6 kgに
    Matrice 400の強力なペイロード容量により、幅広い用途の要求を容易に満たすことができる。
    最大ペイロード容量6 kgのMatrice 400は、単一の下方ジンバルとデュアル下方ジンバルの間でシームレスに切り替えることができ、追加の柔軟性を提供するために、底面に3つ目のジンバルコネクターを備えている。
    また、4つの外部E-Port V2ポートを装備しており、最大7つのペイロードを同時に取り付けることができる。
    タスクに応じて、Matrice 400は、Zenmuse H30シリーズ、L2、P1、S1スポットライト、V1スピーカー、Manifold 3、またはサードパーティのペイロードを搭載することができ、これにより製品の能力が拡張し、DJIエコシステムの可能性を最大限に引き出すことが可能。
  • 安全で信頼性の高い飛行
    送電網検査中、自動で電線を検出し、送信機画面にARラインを表示、周囲の環境を一目で明確にし安全飛行を支援。
    任意の水平方向でリアルタイム地形フォロー飛行をサポートし、手動飛行と自動飛行ルートの両方で有効にでき、地面に対する安定した相対高度を確保する。
    クルーズコントロールモードを有効にする事で、操作スティックを押し続けることなく、ドローンを特定の方向に操縦でき、長距離飛行や直線検査が楽になる。
    緊急時や災害時には、ドローンは周囲の環境に応じて飛行経路や速度を自動で調整し、指定された場所に到達できる。
  • TB100インテリジェントフライトバッテリー
    従来のMatrice 300/350シリーズでは、2本のバッテリーを同時に装着・管理する必要があったバッテリーが、1本のみで運用可能に。
    引き続きホットスワップ機能(電源を落とさずにバッテリー交換)が利用できる。
  • 送信機は DJI RC Plus 2 Enterprise Enhanced+sub2G増強アンテナ
    Matrice 4シリーズと同様にDJI RC Plus 2 Enterpriseを採用。Enhanced(強化された)という名前がついている通り、後ろには伝送強化用のsub2G増強アンテナが追加されており、伝送距離が12kmから20kmへと拡張されている。

マルチペイロード、マルチシーン

  • Zenmuse H30シリーズ
    Zenmuse H30シリーズは、広角カメラ、ズームカメラ、赤外線サーマルカメラ、レーザー距離計、近赤外線補助ライトの5つの主要モジュールを搭載。
    最先端インテリジェント アルゴリズムを採用し、日中、夜間のビジョンの限界を超え、知覚と画像処理のスタンダードに革命をもたらす。
  • Zenmuse L2
    Zenmuse L2は、フレームベースのLiDAR、独自開発の高精度IMUシステム、4/3型CMOS RGBマッピングカメラを統合し、DJIマルチペイロードドローンプラットフォームにより正確で効率的、かつ信頼性の高い地理空間データ取得を提供する。
  • Zenmuse P1
    Zenmuse P1は、フルサイズセンサーと交換可能な単焦点レンズを3軸ジンバルに搭載。
    写真測量飛行ミッション用に設計されており、効率と精度を新たなレベルへと引き上げる。
    ※本製品には、専用の35mmレンズが付属。
  • Zenmuse S1
    Zenmuse S1はDJIが初のマルチペイロード対応ドローンプラットフォーム向けに設計したスポットライト。
    LEP技術を利用して、高輝度と長距離照明を提供し、複数の照明モードをサポートする。これにより、公共の安全、緊急救助、検査、その他の夜間作業に最適である。
  • Zenmuse V1
    Zenmuse V1はDJIが初のマルチペイロード対応ドローンプラットフォーム向けに設計したスピーカー。
    大音量かつ長距離伝送が可能で、多様な放送モードに対応。
    公共安全や緊急救助などの場面での使用に最適である。
  • Manifold 3
    Manifold 3は、約120gのコンパクトなユニットに100 TOPSの計算能力を搭載。
    Matrice 400ドローンプラットフォームに搭載可能で、強力な処理能力によりさまざまな運用ミッションの効率を最適化する。

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