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【2025年版】全国のドローン練習場まとめ|初心者・空撮・FPV対応のおすすめ施設を徹底比較!

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【2025年版】全国のドローン練習場まとめ|初心者・空撮・FPV対応のおすすめ施設を徹底比較!

目次

ドローン練習場とは?安全に飛ばせる公認の練習場所とは

ドローンを安全かつ合法的に練習するには、「ドローン練習場」の利用が最も確実な方法です。特に2022年12月に改正された航空法以降、飛行ルールは一層厳格になり、無許可での飛行や不適切な場所での操縦は法律違反となるリスクが高まっています。ドローン練習場は、そうしたリスクを回避しながら、技能向上や資格取得の準備を安心して行える環境です。

なぜ練習場で飛ばすべきか?

ドローンは重量や飛行範囲によっては高度な操縦技術を必要とし、墜落や接触事故のリスクも伴います。特に初心者は、広く安全に確保されたエリアで、第三者や建物との距離を保ちながら練習することが不可欠です。練習場では、安全性を重視した設計がされており、事前講習や飛行前チェックも行われるため、安心して操縦スキルを磨けます。

公園や私有地との違いと法律上の注意点

公園や自宅の庭でドローンを飛ばすのは一見手軽ですが、多くの自治体では公園内でのドローン飛行を禁止しています。また、たとえ自宅の敷地内であっても、周辺住民や交通への影響、建物との距離、安全対策が不十分であると、法的な問題に発展する可能性があります。一方、公認のドローン練習場では、航空法や小型無人機等飛行禁止法に基づいた運営がなされており、法律違反のリスクを避けることができます。

練習場ならではのメリット(保険・ルール明示・トラブル回避)

ドローン練習場では、以下のようなメリットがあります:

  • 保険の加入が義務付けられている施設が多く、万が一の事故に備えられる
  • 飛行ルールや区域が明確に定められており、利用者が混乱せずに練習できる
  • スタッフが常駐している施設では、技術面や法律面でのサポートが受けられる
  • 他の利用者との接触事故を防ぐための運用ルールが整っている

これにより、初心者から上級者まで、安心して効率的にスキルアップを図れる環境が整っています。

地域別|おすすめドローン練習場一覧【全国対応】

ドローンを飛ばせる場所は限られており、地域によっても利用可能な練習場の数や設備に差があります。このセクションでは、主要地域ごとのおすすめドローン練習場を紹介します。場所・料金・対応ドローンの種類などの情報をもとに、初心者にも上級者にも適した施設をピックアップしています。

関東エリア(東京・埼玉・神奈川・千葉)

関東地方は人口密集地が多いため、屋内型の練習場や、郊外の広大なフィールドが多く存在します。東京都内には、練馬や八王子などに屋内練習場があり、初心者にも安心です。埼玉県や千葉県では、農地や河川敷を利用した屋外練習場も多く、FPV対応の施設もあります。神奈川県では相模原や横浜近郊に、空撮目的の方向けに風景の良い施設もあります。

関西エリア(大阪・京都・兵庫)

関西は都市部に屋内練習施設が充実している一方、郊外には広大なフィールドを備えた施設も点在しています。大阪市内にはFPV対応の屋内施設があり、天候に左右されず練習可能です。兵庫や京都では、森林や農地を活用した自然環境に近い飛行エリアもあり、撮影系ドローンにも適しています。

東海エリア(愛知・静岡・岐阜)

愛知県では名古屋市近郊に民間のドローンスクールや練習場が多く、登録講習機関を兼ねている施設も少なくありません。静岡県や岐阜県では、広い敷地と視界の良さを活かした練習場があり、目視外飛行の訓練にも適しています。

北海道・東北エリア(札幌・仙台など)

北海道は広大な土地を活かしたフィールド型練習場が多く、FPVや空撮の練習には理想的な環境です。特に札幌周辺では農業用ドローンの訓練施設もあります。東北では仙台市周辺に講習対応の練習場があり、免許取得と同時にスキル向上を図ることが可能です。

九州・沖縄エリア(福岡・那覇など)

九州エリアは福岡・熊本を中心に練習場が点在しており、天候の良さから年間を通じて飛行可能な施設が多いのが特徴です。沖縄県では那覇やうるま市近辺に、空撮需要に対応した美しいロケーションの練習場が増加しています。観光地としても魅力があり、ドローンの活用が進んでいる地域です。

初心者におすすめのドローン練習場とは?

ドローン初心者にとって、安全に飛行を練習できる環境を見つけることは非常に重要です。操作ミスや法律違反を防ぐためにも、初心者向けの設備やサポートが整った練習場を選ぶことで、安心して技術を磨くことができます。以下では、初心者に適した練習場の選び方やポイントを詳しく解説します。

操縦サポートや講習がある場所の見分け方

初心者にとって最も安心できるのは、操縦中にスタッフが常駐している練習場です。こうした施設では、基本的な離陸・着陸操作の指導や、GPS操作の仕組み、フェイルセーフ(自動帰還)などの機能も丁寧に説明してくれます。

また、国家資格対応の登録講習機関(ドローンスクール)を併設している施設であれば、実技講習と自主練習が一体となっており、スムーズなステップアップが可能です。施設のホームページで「初心者歓迎」「初回講習あり」「無料体験あり」などの記載があるかを確認しましょう。

安全に練習できる広さ・設備・スタッフ体制のポイント

初心者には「広くて障害物が少ない」練習スペースが最適です。特に初めての飛行では、ドローンが予期せぬ動きをする可能性があるため、開けた場所での操縦が安心です。

さらに、安全柵やフェンスで仕切られた飛行区域、万が一の墜落に備えた柔らかい地面(芝生やクッションマット)などの設備も重要です。スタッフの人数や見回り体制、緊急時の対応手順が整っている施設であれば、初めてでも落ち着いて練習できます。

初めてでも安心!体験飛行やレンタルドローンがある施設

「まだドローンを持っていないけど練習したい」という方には、レンタルドローンが用意されている練習場がおすすめです。機体の種類(DJI Mini 4 Pro、Airシリーズなど)を選べる施設もあり、購入前の比較にも役立ちます。

また、体験飛行コースを設けている施設では、10〜15分程度の無料飛行や、インストラクター付きの短時間講習が用意されており、初心者でも安心して空の世界を体感できます。家族連れでも楽しめる体験型施設も全国に増えてきています。

FPVや空撮向け!用途別に選ぶ練習場の特徴

ドローンの活用目的によって、適した練習場の環境や設備は大きく異なります。特にFPV(First Person View)ドローンや空撮用ドローンを使う場合は、一般的な練習場では対応できないケースもあるため、用途に応じた施設選びが重要です。以下では、それぞれの用途に適した練習場の特徴と選び方を解説します。

FPVドローン対応の施設とは?ゴーグル使用の可否

FPVドローンは、ゴーグルを装着して操縦するため、周囲の状況を目視できない状態で飛行を行います。そのため、目視外飛行の練習が許可されている施設や、同伴補助者が必要な条件を満たしている場所でなければ飛行は違法となる可能性があります。

FPV練習が可能な施設では、通常の練習場とは異なり、障害物コースやタイムトライアル用のゲート、ネットフェンス付きの飛行区域などが整備されていることが多いです。また、ゴーグル使用を認めているか、電波干渉がないかなども確認しておく必要があります。

空撮に適した開放的な練習場の選び方

空撮用ドローンを練習するには、広い視野と安定したGPS環境が確保されている場所が理想です。開けた地形で風景に変化がある場所(河川敷・丘陵地・広い農地など)は、構図やカメラワークのトレーニングに最適です。

また、撮影用のドローンは比較的サイズが大きく、操作中の事故リスクもあるため、第三者と一定距離が取れる場所が望ましいです。施設によっては撮影データの持ち帰りや、編集ソフトの使い方講座を提供しているところもあります。

レースコース付きの上級者向け施設も要チェック

レース用ドローン(主にFPV)を活用するユーザーには、専用サーキットやスラロームコースを備えた施設がおすすめです。これらの施設では、速度・反射神経・高度な操縦技術が求められるコース設計がされており、スキルアップに直結します。

特に、DJI AVATAや自作FPV機などの高速モデルを使用する場合、通常の練習場では安全を確保できないケースもあるため、専門性の高いレース施設を選ぶべきです。競技会を開催している施設では、実戦形式での飛行体験が可能なこともあります。

ドローン練習場の比較ポイントと選び方

ドローン練習場を選ぶ際には、単に「飛ばせる場所」であるだけでなく、設備や料金、アクセスのしやすさ、利用者サポートなど、さまざまな観点から比較することが重要です。ここでは、自分に合った練習場を見つけるために確認すべき主要な比較ポイントを解説します。

アクセス・駐車場・営業時間などの利便性

練習場の場所が通いづらいと、せっかくの練習意欲も続きません。特に都市部に住んでいる方は、公共交通機関で通える距離か、**車でアクセスできるか(駐車場の有無)**をチェックしましょう。また、営業時間や定休日も重要な要素で、仕事終わりや休日に利用できるかどうかも確認ポイントです。

アクセスの良い施設ほど利用者が多く、予約が埋まりやすい場合もあるため、事前に混雑状況を確認できるとベストです。

利用料金・予約システム・貸切可否の確認

練習場ごとに料金体系は大きく異なり、1時間単位の料金制・1日パック・月額会員制など様々なプランが用意されています。FPVや空撮など用途によっても金額が変動するため、利用目的に応じた料金プランを選ぶことがポイントです。

また、予約制かどうか、オンラインで事前予約が可能か、キャンセル料の有無も確認しておきましょう。特にFPVなどで集中して飛行したい場合は、貸切利用の可否も重要です。

設備(バッテリー充電・屋内練習場・Wi-Fiなど)

屋外練習場の場合、予備バッテリーの充電ができるかどうかは非常に重要です。電源設備や休憩スペースが整っている施設は、長時間の練習にも向いています。特に空撮や測量用途では、複数バッテリーの使用が前提となるため、充電環境の有無は必ず確認すべきポイントです。

また、天候に左右されない屋内練習施設や、FPVの設定変更や送信機調整に必要なWi-Fi環境が整っているかもチェックするとよいでしょう。トイレや自販機、冷暖房などの快適設備が整っていれば、初心者や子連れ利用者にも安心です。

練習前に知っておきたい飛行ルールと法律

ドローンを合法的に、安全に飛ばすためには、あらかじめ航空法や関連法令に関する基本的な知識を理解しておく必要があります。練習場での飛行であっても、ルールを知らずに操縦すると、事故や法令違反に発展する可能性があります。このセクションでは、ドローン操縦に必要な法律知識や注意点を解説します。

航空法・小型無人機等飛行禁止法の基礎知識

2022年以降、航空法により「100g以上のドローン」はすべて登録義務の対象となり、登録記号の表示とリモートIDの搭載が義務化されました。また、空港周辺・人口集中地区・150m以上の空域などでは、**DIPS(飛行許可申請)**を通じて国土交通省の許可・承認を取得する必要があります。

加えて、小型無人機等飛行禁止法により、国会議事堂や原子力発電所など、特定の重要施設の周囲では、たとえ私有地でもドローンの飛行は禁止されています。こうした法律を事前に理解しておくことで、練習中のトラブルを防ぐことができます。

登録義務とリモートID制度の最新情報

2022年6月より、ドローンには国土交通省への機体登録が義務付けられ、機体には**リモートID(無線による識別情報の送信装置)**の搭載が求められています。これにより、飛行中のドローンが誰の所有物かを第三者が把握できるようになり、安全性が向上しています。

ただし、登録済みで屋外での飛行が限定された一部練習場では、電波遮断環境などを理由にリモートID免除が認められているケースもあります。練習場の案内ページで「リモートID不要」「包括申請対応済み」と明記されているかどうかを確認しておきましょう。

無許可飛行でのトラブル事例と注意点

練習目的であっても、無許可で飛行させた場合は処罰対象となります。例えば、人口集中地区で申請なしに飛行させた結果、警察から指導を受けたり、付近住民からの通報により飛行中止を求められたりする事例が実際に発生しています。

また、リモートID未搭載機や登録未完了の機体を飛行させた場合には、航空法違反として50万円以下の罰金が科される可能性もあります。練習場だからといって油断せず、**「飛行区域」「飛行目的」「登録状況」**を事前にしっかり確認しておくことが必要です。

飛行許可が不要な練習場もある?条件と探し方

ドローンの飛行には原則として許可・承認が必要なケースが多いですが、特定の条件を満たせば許可なしで飛ばせる練習場も存在します。無許可で安全・合法に飛ばすためには、法律と施設側の条件を正しく理解することが重要です。このセクションでは、飛行許可が不要な練習場の見分け方やその背景について解説します。

DIPS申請不要で飛ばせる練習場の特徴

国土交通省が提供する飛行許可申請システム「DIPS」を通じての申請は、多くの飛行者にとってハードルが高く感じられるものです。しかし、以下のような条件が揃っていれば、申請不要で飛ばすことが可能です:

  • 人口集中地区外の場所である
  • 150m未満の高度で飛行する
  • 人・建物との距離を十分に確保できる
  • 飛行目的が業務外・練習目的である
  • 練習場運営者が包括申請を取得している

特に「包括申請取得済み」と公式に記載のある練習場であれば、利用者個別での申請は不要です。予約時に確認しておくと安心です。

私有地や包括申請済み施設のメリット

私有地であり、かつ施設運営者が包括申請を取得している練習場は、利用者にとって非常に利便性の高い環境です。これにより、許可取得の手間を省きつつ、合法的に飛行練習が可能になります。

また、こうした施設ではルールや飛行可能エリアも明確に区分されているため、法的リスクや周囲とのトラブルも抑えられます。加えて、講習や練習プログラムが充実していることも多く、国家資格の取得にもつながる実践的な練習が可能です。

飛行許可が必要かどうかの見極め方

自分がこれから利用しようとしている場所が許可不要なのかどうかは、以下の観点から判断できます:

  1. 施設の公式Webサイトに「許可不要」や「包括申請済み」の記載があるか
  2. 施設の場所が人口集中地区(DID)に該当するかを地図で確認する
  3. 飛行の目的・高度・時間帯・機体の重量が航空法の規制対象か
  4. DIPS上でその空域が「申請対象」となっているかをチェックする

不安な場合は、事前に施設へ直接問い合わせて確認しましょう。また、自身でDIPSの飛行計画登録を行う際には、申請の要・不要を自動で判断してくれるナビゲーションも活用できます。

よくある質問

ドローン練習場や飛行に関するルールについて、初心者から上級者まで多くの方が抱く疑問にお答えします。ここでは、実際によくある質問とその解説をまとめています。

ドローンを資格なしで飛ばせる場所はありますか?

はい、あります。たとえば人口集中地区外で、かつ第三者や建物と十分な距離が確保された私有地であれば、許可や資格なしでも飛行可能です。また、一部の練習場では国家資格が不要な「無人航空機操縦者講習」レベルの練習も受けられます。ただし、100g以上の機体は登録義務があるため注意が必要です。

ドローン免許は2025年に廃止されるって本当?

いいえ、誤解です。2025年時点でも**「無人航空機操縦士資格(1等・2等)」**は有効です。ただし、国家資格制度の見直しや登録講習機関の見直しが検討されているだけで、免許そのものが廃止されるという事実はありません(2025年7月現在)。

札幌周辺でおすすめの練習場はどこですか?

札幌市周辺では「札幌ドローンフィールド」や「ドローンステーション札幌」などが有名です。広大な敷地を活用し、FPVや空撮の練習にも対応しています。農業用ドローンの講習も受けられる施設があり、国家資格取得にも対応しています。

ドローン初心者に必要な準備とは?

初心者はまず以下の準備を行いましょう:

  • ドローン本体(登録済み、100g以上はリモートIDも確認)
  • 予備バッテリー・充電器
  • 飛行計画が必要な場合はDIPSの事前登録
  • 賠償責任保険(施設利用時に加入義務があることも)

加えて、屋外飛行の場合は天候チェックと周囲環境の安全確認も忘れずに。

FPVゴーグルはどこでも使えるわけではないの?

いいえ、FPVゴーグルを使用しての飛行は原則として「目視外飛行」となり、許可・承認が必要です。ただし、包括申請済みの練習場や、特別に許可されたフィールドでは使用が可能な場合があります。ゴーグル使用可否は、必ず事前に施設に確認してください。

練習中に事故が起きた場合の責任はどうなりますか?

施設内であっても、操縦ミスによる事故の責任は操縦者本人にあります。ただし、多くの練習場では賠償保険の加入を義務付けているため、対物・対人事故に備えることが可能です。事故を防ぐためにも、操縦前の点検や、無理な操作は避けましょう。

自分の敷地内ならドローンを飛ばしてもいいの?

原則として、自分の敷地内でも航空法の適用を受ける可能性があります。たとえば、人口集中地区(DID)に該当するエリアでは、たとえ私有地内でも飛行には許可が必要です。また、近隣住民との距離が近い場合、プライバシーの観点からトラブルになるケースもあるため慎重な対応が求められます。

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