
目次
Telloとは?特徴と基本スペックを解説
Tello(テロ)は、ドローン初心者や子どもでも手軽に扱える入門用の小型ドローンです。Ryze Techが開発し、ドローン業界のリーディングカンパニーであるDJIの技術協力を得て製品化されました。安価でありながらも高性能なセンサーや安定飛行機能を備えており、教育用途から遊び目的まで幅広く支持されています。
以下では、Telloの特徴や基本スペックを詳しく解説します。
DJIとRyze Techが共同開発した入門用ドローン
Telloは中国のスタートアップ企業「Ryze Tech」が開発した製品ですが、その飛行制御技術はドローン業界最大手の「DJI」が提供しています。また、Intelのプロセッサーが搭載されており、テクノロジー企業の協力によって非常にバランスの取れた製品となっています。
このような背景により、Telloは価格帯を抑えつつも、DJI譲りの飛行安定性と操作性の良さを兼ね備えており、「初めてのドローン」として非常に高い評価を得ています。
小型軽量で初心者や子どもでも扱いやすい設計
Telloの本体重量はわずか約80g(バッテリー込みで約87g)で、手のひらサイズのコンパクトな設計が特徴です。操作には特別な送信機は不要で、スマートフォンやタブレットからWi-Fi経由で簡単にコントロールできます。
プロペラガードを装着することで室内飛行も安全に行え、子どもや機械に不慣れな方でも安心して飛ばせる仕様になっています。また、バッテリーの着脱も簡単で、1回の充電で約13分間の飛行が可能です。
Wi-Fi接続でスマホから簡単操作が可能
Telloは専用のスマホアプリ「Tello App」を使って操作します。アプリをインストールしたスマートフォンとTelloをWi-Fiで接続するだけで、直感的に飛行が楽しめます。アプリ上にはバーチャルスティックが表示され、画面をタップするだけで離陸・着陸・トリック飛行が可能です。
また、撮影機能も搭載されており、写真や動画の撮影もワンタッチ。録画データはスマホに自動保存されるため、特別なSDカードも不要です。これにより、誰でもすぐにドローン飛行と撮影の楽しさを体験できるようになっています。
Telloはどこで買える?価格帯と販売店まとめ
Telloはリーズナブルな価格と優れた操作性で人気のドローンですが、販売店やパッケージ内容によって価格に幅があります。ここでは、Telloの購入方法やおすすめの購入先、他製品との比較ポイントを詳しく解説します。
Telloの本体価格とバリューパックの違い
Telloの本体価格は、標準モデルで約12,000〜15,000円前後が一般的です。一方で、バッテリーやプロペラガード、充電器、収納ケースなどのアクセサリーがセットになった「バリューパック」や「コンボパック」は、約18,000〜22,000円前後で販売されています。
【標準セットの内容】
- Tello本体
- バッテリー1個
- プロペラ(予備含む)
- USBケーブル
- 説明書
【バリューパックの追加内容(例)】
- 予備バッテリー×2〜3個
- 充電ハブ
- プロペラガード
- 専用収納ケース
飛行時間が短いTelloにとって、予備バッテリーは実質必須アイテムなので、長く楽しみたい場合はバリューパックを検討するのがおすすめです。
Amazon・楽天・家電量販店の販売状況
Telloは以下のような販路で購入できます。
- Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング
価格競争が激しいため、最安値で購入したい場合はこれらのECサイトが有力です。バリューパックや純正アクセサリーも揃っています。 - 家電量販店(ヨドバシカメラ、ビックカメラ、エディオンなど)
店頭で実機を確認できるのがメリット。DJI製品の取り扱いがある店舗では展示されていることもあります。 - DJI公式オンラインストア(DJIストア)
品質保証がしっかりしており、トラブル時のサポートも安心です。ただし、価格は他のECサイトよりやや高めに設定されている場合もあります。
注意点として、中古品や並行輸入品が混在していることがあるため、購入前に販売元をよく確認することが大切です。
DJI Miniシリーズとの比較と選び方のポイント
Telloは「超軽量・初心者向け」モデルであり、同じく人気のある**DJI Miniシリーズ(Mini 2 SE、Mini 3、Mini 4 Proなど)**と比較すると、価格・性能に大きな差があります。
比較項目 | Tello | DJI Miniシリーズ |
---|---|---|
価格帯 | 約12,000〜15,000円 | 約50,000〜150,000円 |
カメラ性能 | 5MP(720p動画) | 最大4Kカメラ搭載モデルあり |
飛行時間 | 約13分 | 30分〜40分以上 |
操作方法 | スマホのみ | スマホ+専用送信機 |
法規制の対象 | 登録不要(100g未満) | 登録・飛行許可が必要(100g以上) |
選び方の目安:
- 初めてのドローン体験・子どもと遊ぶ用途:Tello
- 本格的な空撮・趣味や副業利用を検討中:DJI Miniシリーズ
特に航空法を気にせず自由に楽しみたい場合は、Telloのコンパクトさと機動性が大きな魅力となります。
飛ばし方と初期設定ガイド|誰でもできる簡単ステップ
Telloは初心者にも扱いやすい設計になっており、初期設定から飛行まで数分で完了できます。ここでは、初めてTelloを使う方のために、アプリのインストールから実際の飛行手順までをステップごとに詳しく紹介します。
アプリのインストールと初期設定手順
Telloを操作するには、専用アプリ「Tello」をスマートフォンにインストールする必要があります。以下は基本的な手順です。
【インストール手順】
- App StoreまたはGoogle Playで「Tello」と検索
- DJI製の無料アプリをインストール
- スマホのWi-Fi設定から「Tello-XXXXXX」というSSIDに接続
- アプリを起動し、画面の指示に従って接続完了
【初期設定のポイント】
- 機体とスマホを接続する際、Bluetoothや他のWi-Fi接続はオフにしておくと安定しやすい
- アプリ内でファームウェア更新の通知があれば、最初に実行しておくと安心
接続が完了すれば、アプリの画面にリアルタイムのカメラ映像と操作パネルが表示され、すぐに飛行準備に移れます。
スマートフォンでの基本的な操作方法
Telloはスマホ画面上のバーチャルスティックで直感的に操作できます。以下が基本操作の概要です。
【基本操作(モード2基準)】
- 左スティック:上昇/下降・旋回
- 右スティック:前進/後退・左右移動
- その他:画面上のボタンで離陸・着陸・トリック動作・撮影など
アプリ内に操作ヘルプやチュートリアルモードが搭載されているため、初めての人でも安心です。また、Bluetooth対応のゲームコントローラーと接続すれば、より正確な操作も可能になります。
自動離陸・自動着陸など便利な機能の使い方
Telloには、初心者でも安全に飛行を楽しめる便利な機能が多数搭載されています。中でも使用頻度が高いのが自動離陸・自動着陸機能です。
【主な便利機能】
- 自動離陸:画面上の「Takeoff」ボタンを押すだけで、自動で約1mの高度に上昇
- 自動着陸:安定した着陸が可能。「Land」ボタンでゆっくり降下
- トリック飛行(フリップ):上下左右への宙返りがワンタップで可能(高度要確認)
- ビジョンポジショニングセンサー:床の模様を読み取って自動でホバリングを維持
これらの機能により、飛行中のミスや墜落のリスクを最小限に抑えながら、操作の楽しさと達成感を体験することができます。
Telloの飛行性能とカメラ性能を詳しくチェック
Telloは手のひらサイズの小型機ながら、安定した飛行性能とカメラ機能を備えており、初心者でも手軽に空撮体験ができます。ここでは、Telloの飛行に関する基本性能と、搭載されているカメラのスペックや撮影機能について詳しく紹介します。
カメラ画質と動画録画機能の実力
Telloには、500万画素(5MP)の静止画カメラと、720p HD画質の動画撮影機能が搭載されています。映像は機体にSDカードを挿入する必要がなく、Wi-Fi経由でスマホに直接保存されるため、初心者でも手軽に扱えます。
【主なカメラスペック】
- 写真解像度:2592×1936ピクセル
- 動画解像度:1280×720(30fps)
- 視野角(FOV):82.6°
- 静止画撮影モード:通常撮影/タイマー撮影/EZショット(短尺ムービー)
ただし、映像はスマホに保存されるため、Wi-Fi接続の品質によって映像がカクついたり、途切れたりすることがある点には注意が必要です。
室内飛行の安定性と自動ホバリング性能
Telloが特に評価されているのは、そのホバリング(空中停止)性能の高さです。底面に搭載されたビジョンセンサーが床の模様を読み取り、自動で高度を保ちつつ微調整を行うことで、まるでGPSがついているかのような安定飛行を実現しています。
【安定飛行の要素】
- 6軸ジャイロセンサーによる姿勢制御
- ビジョンポジショニングセンサーによる位置保持
- インテリジェントフライトモードによる飛行制御補助
特に風の影響を受けにくい室内環境では驚くほどスムーズなホバリングが可能で、初心者でも安心して操作できます。
トリック飛行やフリップ機能で遊び方広がる
Telloは「フリップ」や「8Dフリップ」など、ボタンひとつでアクロバティックな動きができるトリック機能を搭載しています。操作に慣れてくると、遊び心あふれる飛行が可能になります。
【主なトリック機能】
- フリップ(上下左右方向に回転)
- 360°旋回
- EZショット(360度自動撮影やサークル飛行)
これらはすべてアプリ上のボタンで簡単に操作でき、子どもや未経験者でも気軽に挑戦できます。特にフリップ機能は、他のドローンでは上位機種にしか搭載されていないこともあり、価格以上の体験価値を提供してくれます。
教育向けのTello EDUとは?プログラミング対応モデル
Tello EDUは、通常モデルのTelloをベースにした教育用途に特化したプログラミング対応モデルです。プログラミング教育が重視される中、小中学生から大人まで幅広い層に人気があり、学校やプログラミング教室でも導入が進んでいます。
ここでは、Tello EDUの特徴や活用方法、通常版との違いについて詳しく紹介します。
Scratch・Pythonでドローンを動かせる
Tello EDU最大の特徴は、プログラミングによるドローン制御が可能な点です。以下のような複数の言語に対応しており、年齢やスキルに応じた学習ができます。
【対応プログラミング環境】
- Scratch:ブロックを組み合わせる直感的なビジュアル言語。初心者や子ども向け。
- Python:本格的なコード記述ができる汎用プログラミング言語。中上級者向け。
- Swift Playgrounds(iOS):Appleの教育アプリを使った学習にも対応。
Wi-Fi経由でPCやタブレットからTello EDUに命令を送ることで、離陸・旋回・移動・撮影などの制御をプログラムで実行できます。プログラミングの結果がすぐ目に見える形で反映されるため、学習効果も高いです。
学校・教育機関での導入事例と活用法
Tello EDUは文部科学省の「プログラミング教育必修化」に対応できる教材として、多くの小学校・中学校・専門学校・プログラミング教室で活用されています。
【主な活用事例】
- 小学校:Scratchを使った簡単な命令での飛行体験授業
- 中学校〜高校:座標飛行や複数機編隊飛行の課題学習
- プログラミング教室:Pythonによる反復処理・条件分岐制御の実践
- STEM教育イベント:ドローンレースやミッション形式の競技会
また、Tello EDUは複数台の同時制御(Swarm Flight)にも対応しているため、複雑な協調動作の学習も可能で、次世代のドローンエンジニア育成ツールとしての可能性も高く評価されています。
通常モデルとの違いと選び方のコツ
Tello EDUと通常のTelloは外見はほとんど同じですが、以下のような違いがあります。
項目 | Tello EDU | Tello(通常版) |
---|---|---|
プログラミング対応 | ○(公式サポート) | △(非公式のみ) |
マルチ機体制御 | ○(Swarm対応) | × |
ミッションパッド対応 | ○(飛行経路を認識するマーカー) | × |
価格 | やや高め(約16,000〜20,000円) | 約12,000〜15,000円 |
選び方のポイント:
- プログラミング学習を目的にするなら迷わずTello EDU
- 飛行体験や空撮だけを楽しむなら通常版でも十分
特にScratchでの飛行プログラムや複数機連携に挑戦したい場合は、Tello EDUの方が将来的な拡張性が高くおすすめです。
Telloの飛行に法律・免許は必要?日本の航空法の適用範囲
Telloは重量が100g未満の「模型航空機」に分類されるため、他のドローンとは異なり、日本の航空法の一部規制が適用されないという特徴があります。ただし、どこでも自由に飛ばして良いわけではなく、地方自治体のルールや電波法など他の法律が関わるケースもあるため注意が必要です。
以下で詳しく解説していきます。
100g未満なので登録・免許は不要
Telloはバッテリー込みの機体重量が約87gであり、航空法で定める「無人航空機」(100g以上)に該当しません。そのため、以下の手続きや規制は一切不要です。
- 機体登録(リモートID搭載も不要)
- 無人航空機操縦士資格(二等・一等免許)
- 国土交通省への飛行許可申請
つまり、Telloは免許なし・申請なしですぐに飛行できるドローンであり、これが初心者や子ども向けに人気の理由のひとつです。
公園・学校などで飛ばすときの注意点
たとえ航空法の適用外であっても、場所ごとのルールは別途守る必要があります。特に公園や学校などの公共施設では、以下のような禁止事項が設けられているケースが多いため注意が必要です。
【よくある飛行禁止場所】
- 都立・市立公園(条例で飛行禁止)
- 学校や教育施設の敷地内
- 駅・病院・人混みの多い場所
【確認・対応のポイント】
- 自治体のホームページで「ドローン飛行可否」を確認
- 管理者(公園課、施設管理者など)への事前確認がベスト
- 許可が必要な場合は書面や口頭で手続きを行う
屋内であれば基本的に規制の対象外となるため、室内飛行が可能な広めの施設や体育館、イベントスペースなどが人気です。
飛行可能な場所と飛ばしてはいけない場所
Telloのような100g未満の模型航空機であっても、以下のような場所では飛行を控えるか、事前許可が必要です。
【飛ばせない(または避けるべき)場所】
- 空港周辺(航空機の安全を脅かすおそれがある)
- 鉄道・道路・高速道路上空
- 民家の真上や人の密集する場所
- 電波干渉が発生しやすい場所(高圧線・電波塔付近など)
【比較的安全に飛ばせる場所の例】
- 屋内施設(体育館、イベント会場など)
- ドローン飛行可能な屋外施設(専用練習場など)
- 自宅の敷地内(庭など、第三者がいない環境)
結論として、Telloは法律上のハードルが低いとはいえ、安全性と周囲への配慮が必要不可欠です。飛行の自由度とモラルのバランスを取りながら楽しみましょう。
バッテリー・プロペラなどTello周辺アクセサリー紹介
Telloは本体だけでも十分に楽しめますが、飛行時間の短さや安全面を考えると、アクセサリーの導入は欠かせません。ここでは、Telloをもっと快適に、安全に楽しむためのおすすめ周辺機器を紹介します。
飛行時間とバッテリー持続時間の目安
Telloのバッテリーは容量1100mAh(3.8V)で、フル充電状態からの飛行可能時間は最大13分程度です。ただし、屋外で風がある場合やトリック飛行を多用すると、10分未満になることも珍しくありません。
【ポイント】
- フル充電にかかる時間:約90分(USBケーブル接続時)
- 充電中はバッテリーに内蔵のLEDインジケーターで状態を確認可能
- 1回の飛行で物足りなさを感じやすいため、予備バッテリーは必須
特に屋外やイベントで使う場合は2〜3本の予備バッテリーがあると安心です。
充電器・予備バッテリーの選び方
Telloに標準で付属しているUSBケーブルでも充電は可能ですが、複数のバッテリーを管理するには**専用のチャージハブ(充電ハブ)**の導入がおすすめです。
【アクセサリーの種類と特徴】
- Tello公式チャージハブ:最大3個のバッテリーを順次充電可能。充電状況もLEDで確認
- モバイルバッテリー対応ケーブル:外出先でも充電が可能になる便利アイテム
- サードパーティ製バッテリー:純正に比べ安価だが、性能差・安全性に注意が必要
バッテリーの劣化を防ぐには、定期的なフル充電・放電サイクルを意識し、長期間使わない場合は50%程度で保管すると寿命が延びます。
ケースやプロペラガードで安全性を高めよう
Telloは軽量でコンパクトなため、衝撃や落下に弱い面もあります。特に初心者や子どもが操作する場合は、事前に安全対策を講じておくことが重要です。
【おすすめアクセサリー】
- プロペラガード:プロペラが障害物や人に接触するのを防ぐ。屋内飛行では必須レベル
- キャリングケース:バッテリー・充電器・本体を一括で収納。移動・保管に便利
- ランディングパッド:屋外での離着陸時に、砂や芝がプロペラに絡まるのを防止
これらのアイテムはAmazonなどでセット販売されていることも多く、バリューパックを選ぶとコスパよく揃えられる場合があります。
Telloが飛ばない・つながらないときの対処法
Telloは基本的に安定した動作をするドローンですが、環境や設定によっては起動しない・接続できない・途中で落ちるといったトラブルが発生することがあります。ここでは、よくある不具合とその原因、対処法について解説します。
アプリが反応しない・接続できない場合の確認点
Telloの操作にはWi-Fi接続と専用アプリが必要です。そのため、接続トラブルはスマホやアプリ側の設定に起因することが多いです。
【チェックポイント】
- スマートフォンのWi-Fi設定で「Tello-XXXXXX」のSSIDに接続されているか確認
- モバイルデータ通信を一時的にオフにすると接続が安定することも
- アプリの再起動・スマホの再起動で改善される場合あり
- Tello本体のバッテリーが十分に充電されているかを確認
また、ファームウェアやアプリが古い場合にも接続エラーが出やすくなるため、最新バージョンに更新することも有効です。
Wi-Fiが不安定になる原因と改善策
Telloは2.4GHz帯のWi-Fiを使って通信しているため、電子レンジやBluetooth機器、他のWi-Fiルーターと干渉することがあります。
【対策方法】
- 他のWi-Fi機器を一時的にオフにする
- 電波干渉が少ない屋外や開けた室内で使用する
- Android端末であれば、「Wi-Fi最適化設定」を無効にすると改善されることがある
通信が不安定だと、リアルタイム映像が途切れる・操作が遅延する・自動で着陸してしまうなどの症状が出やすくなります。
突然落ちる・操作が効かない時のリセット方法
Telloが突然反応しなくなったり、勝手に降下してしまうといった症状が出ることもあります。以下のようなケースが考えられます。
【考えられる原因】
- センサーの誤作動
- 電圧低下による緊急着陸
- Wi-Fi接続の切断
【リセット手順】
- Telloの電源をオフ(バッテリーを一度抜く)
- スマートフォン側のWi-Fiを一旦オフ → 再度オンにして再接続
- アプリを再起動して再接続
それでも改善しない場合は、**ファームウェアを一度初期化(再インストール)**すると動作が安定する場合があります。Tello公式のサポートページにアクセスすれば、手順が丁寧に案内されています。
よくある質問(FAQ)
Telloについて初心者からよく寄せられる質問をまとめました。購入前の疑問や使用中のトラブルにも役立つ内容です。
Telloはもう生産終了ですか?
いいえ、2025年時点でもTelloおよびTello EDUは生産・販売が継続されています。ただし、正規品は在庫が不安定になることがあり、時期によっては一部ECサイトで欠品状態となることがあります。入手する際は、Ryze Tech正規品かどうかを販売ページで確認することをおすすめします。
Telloに機体登録は必要ですか?
Telloの機体重量は87gで、航空法における「無人航空機」(100g以上)に該当しないため、機体登録は不要です。また、リモートIDの搭載義務もありません。ただし、飛行する場所によっては地方自治体や施設側のルールに従う必要があります。
Telloのメーカーはどこですか?
Telloの開発元は**Ryze Tech(ライズテック)**という中国の企業です。ただし、飛行制御にはDJIの技術が使われており、内部にはIntelのチップも搭載されているなど、複数の大手企業との協業で製品化されています。これにより、小型ながら非常に高い安定性と性能を実現しています。
子どもへのプレゼントとしてTelloは適していますか?
はい、Telloは子ども向けの初めてのドローンとして非常に人気が高いモデルです。操作が簡単で、プロペラガードを装着すれば安全性も確保できます。さらに、Tello EDUを選べば、Scratchなどでプログラミング教育にも活用できるため、遊びと学びを両立できます。
Tello EDUと通常版の違いは何ですか?
Tello EDUは通常のTelloに比べて、以下のような教育・開発向け機能が強化されています。
機能 | Tello EDU | 通常版 Tello |
---|---|---|
プログラミング(Scratch, Python) | 公式対応 | 非公式のみ |
複数機の同時制御(Swarm) | 可能 | 不可 |
ミッションパッド対応 | 対応 | 非対応 |
価格は若干高くなりますが、プログラミング学習をしたいならTello EDU一択です。
Telloは屋外でも安定して飛ばせますか?
Telloは基本的に屋内向けの設計ですが、風がほとんどない日であれば屋外飛行も可能です。ただし、軽量なため風に非常に弱く、突風で流されるリスクがあります。屋外で飛ばす際は以下に注意しましょう。
- 風速2m/s以下の穏やかな天候
- 人の少ない広い場所
- 木や電線のない安全なエリア
飛行中に映像がカクつくのはなぜですか?
TelloはスマートフォンとWi-Fiで映像を送受信する仕組みのため、Wi-Fi干渉や電波の弱さが原因で映像が遅延・カクつくことがあります。改善するには以下の方法が有効です。
- モバイルデータ通信をオフにする
- 電波干渉の少ない環境で使用する
- 使用しているスマートフォンのスペックを確認する(古い機種は処理が遅れる可能性あり)