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【2026年最新版】DJIドローンの障害物センサーを機種ごとに比較|対応方向・性能・選び方を解説

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【2026年最新版】DJIドローンの障害物センサーを機種ごとに比較|対応方向・性能・選び方を解説

結論:安全性で選ぶなら「全方向検知」搭載モデル一択

忙しい方のために、まずは結論からお伝えします。

DJIドローン選びで「衝突したくない」「安心して飛ばしたい」を最優先する場合、**「全方向障害物検知」**に対応している以下のモデルを選んでください。

  • Miniシリーズ: DJI Mini 4 Pro
  • Airシリーズ: DJI Air 3
  • Mavicシリーズ: DJI Mavic 3 / Mavic 4 Pro

これ以外のモデル(Mini 2/3、Air 2Sなど)は、センサーに**「死角」**があります。「止まると思ったのにぶつかった」という事故を防ぐためにも、予算が許す限り全方向タイプを推奨します。

DJIドローンの障害物センサーとは?基本と3つの挙動

障害物センサーは、単なる警告ブザーではありません。近年のDJI機では、機体が自ら考えて動く「高度な安全システム(APAS)」として機能しています。

機種によって、障害物を検知した際の挙動は以下の3パターンに分かれます。この違いが事故の明暗を分けます。

  • 警告表示のみ画面上で赤く表示されたり音が鳴ったりしますが、機体は自動で止まりません。 操縦者がブレーキをかける必要があります。
  • 自動停止(ブレーキ)障害物に近づくと自動で急ブレーキをかけて停止します。初心者には安心ですが、映像撮影中はカクつく原因になります。
  • 障害物回避(APAS)【推奨】 障害物を認識し、自動でルートを変えて迂回します。最新モデル(APAS 5.0以降)では、プロが操縦しているかのような滑らかな回避が可能です。

【一覧表】DJIドローン障害物センサー搭載状況・方向比較

シリーズごとのセンサー搭載位置と特徴をまとめました。

**「どこに死角があるか」**を確認するためにご活用ください。

Miniシリーズ(初心者・携帯性重視)

Miniシリーズはモデルによって性能差が最も激しいラインナップです。

機種名検知方向回避機能備考
Mini 4 Pro全方向 (前後左右上下)○ (高度)**Miniシリーズ唯一の全方向。**初心者にはこれが最適。
Mini 3 Pro3方向 (前・後・下)横移動時は無防備。注意が必要。
Mini 3下方のみ×センサーによる衝突防止機能はほぼ無し。
Mini 2 / SE下方のみ×完全手動操作。衝突リスク高。

プロの視点:

初心者が「Mini 2」や「Mini 3(無印)」を選ぶと、センサーがないため壁に激突するリスクが高まります。予算を抑えたい場合でも、最低限「Mini 3 Pro」、できれば「Mini 4 Pro」を選ぶのが安全への投資として正解です。

Airシリーズ(バランス・映像制作)

ミドルクラスのAirシリーズは、Air 3で安全性が完成されました。

機種名検知方向回避機能備考
Air 3全方向 (前後左右上下)○ (高度)Mini 4 Proよりセンサー感度・耐風性が高い。
Air 2S4方向 (前・後・上・下)**左右(横)が死角。**ノーズインサークル撮影時などは注意。
Air 23方向 (前・後・下)上方の検知がないため、木の下などでの上昇に注意。

Mavicシリーズ(ハイエンド・プロ用途)

最高峰のセンサー性能を誇ります。

機種名検知方向回避機能備考
Mavic 4 Pro全方向 (360°高精度)◎ (最高)ToF/LiDAR系活用で暗所や細い物体にも強い。
Mavic 3全方向 (前後左右上下)◎ (最高)魚眼レンズセンサーで死角がほぼゼロ。

主要モデル別|障害物センサーの「実用性」と「挙動」

スペック表だけでは分からない、実際の飛行フィールを解説します。

DJI Mini 4 Pro:軽量機とは思えない回避性能

Mini 4 Proのすごさは、**「止まるのではなく、避けながら飛び続ける」**点です。

林の中のような複雑な環境でも、APAS 5.0が瞬時にルートを計算し、ヌルっと障害物をかわします。従来の「障害物検知=急停止して撮影中断」というストレスから解放されます。

ただし、機体が軽いため、強風時はセンサーが反応していても風に流されて接触するリスクがあります。過信は禁物です。

DJI Air 2S:前方への安心感は抜群だが「横」に注意

Air 2Sは前方・後方への回避能力は非常に優秀です。被写体を追いかけるようなシーンでは安心して任せられます。

しかし、**「左右のセンサーがない」**という点は運用上大きな制約になります。自動追尾モード(アクティブトラック)で被写体の横を並走する場合、横にある木や壁には気づかずに衝突します。Air 2Sを使う際は「基本は前進・後退のみ」と割り切るのが安全です。

DJI Mavic 3 / 4 Pro:360°の守りは「表現」を変える

このクラスになると、センサーは「守り」のためだけでなく「攻めた撮影」のために使えます。

全方向かつ長距離まで検知できるため、狭い路地や屋内、森の中でも大胆なカメラワークが可能になります。特にMavic 4 Pro等はLiDAR系の技術を併用する場合があり、ビジョンセンサーが苦手な「薄暗い場所」でも壁との距離を正確に測れるのが強みです。

センサーがあっても衝突する?知っておくべき「3つの限界」

どんなに高級なドローンでも、以下の条件ではセンサーが無力化します。DJI公式も注意喚起している重要事項です。

1. センサーが苦手な「見えない」物体

以下の物体は、センサーが検知できずにすり抜けて衝突する可能性が高いです。

  • 電線、通信ケーブル(これが墜落原因No.1です)
  • 細い木の枝(冬場の枯れ木など)
  • 透明なガラス、水面(距離感が狂います)

2. センサーが効かない「環境」

  • 暗所・夜間: ビジョンセンサーはカメラなので、暗いと見えなくなります(Mavicの一部モデルを除く)。
  • 強烈な逆光: 太陽に向かって飛ぶ際、センサーが眩しくて障害物を見失うことがあります。

3. モード設定による無効化

  • Sportモード(Sモード): スピードを出すこのモードでは、障害物センサーが強制的にOFFになります。初心者が誤ってスイッチを切り替え、壁に激突するケースが多発しています。

まとめ:あなたの用途に合うセンサー搭載機は?

最後に、用途別のおすすめモデルを整理します。

  • 「絶対に失敗したくない初心者」👉 DJI Mini 4 Pro全方向センサーがあり、万が一の操作ミスもカバーしてくれます。
  • 「予算を抑えつつ安全に練習したい」👉 DJI Mini 3 Pro または Air 2S横移動時の死角さえ理解していれば、十分に安全なフライトが可能です。
  • 「仕事で確実に撮る・暗所も飛ぶ」👉 DJI Mavic 3 / 4 Proセンサー性能が信頼性に直結します。業務用途ならここへの投資は必須です。

障害物センサーは「お守り」ですが、その性能を正しく理解することで、ドローンの可能性を最大限に引き出すことができます。ご自身のフライトスタイルに合った一台を選んでください。

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