
目次
DJI Flyアプリとは?基本情報とできること
DJI Flyアプリは、DJIが提供する小型~中型ドローン向けの統合操作アプリで、初心者から中級者まで幅広いユーザーが簡単かつ安全にドローン操作を行えるよう設計されています。
このアプリは、飛行前の準備から撮影、記録、さらには編集・シェアまで、すべてを1つのアプリで完結できるのが最大の特長です。
特にDJI MiniシリーズやAirシリーズといった人気機種との親和性が高く、ドローンを購入したらまず導入すべき中核アプリケーションといえるでしょう。
DJI Flyアプリの概要と特徴
DJI Flyは、シンプルで直感的なUI(ユーザーインターフェース)を備えており、初めてドローンを操作するユーザーでもすぐに操作に慣れることができます。
アプリの主な特徴は以下の通りです。
- 直感的な操作画面:飛行状態、バッテリー残量、GPS信号、飛行制限区域などが一目で確認可能。
- 撮影補助機能が充実:クイックショットやマスターショットなど、ワンタップでプロのような映像が撮影可能。
- 飛行ログ・マップ連携:過去の飛行履歴やルートが地図と連動して表示され、飛行の振り返りやトラブル時の確認にも役立つ。
- 初心者向けチュートリアル搭載:初めてでも迷わず設定・飛行できるガイド付き。
このように、操作の簡便性と高機能性を両立していることが、DJI Flyが高く評価されている理由のひとつです。
対応する主なDJIドローン機種一覧
2025年現在、DJI Flyアプリが対応している代表的なドローン機種は以下の通りです。
- DJI Miniシリーズ
- DJI Mini 2
- DJI Mini 2 SE
- DJI Mini 3 / Mini 3 Pro
- DJI Mini 4 Pro
- DJI Airシリーズ
- DJI Air 2
- DJI Air 2S
- DJI Air 3
- その他対応機種
- DJI FPV
- DJI Avata / Avata 2
これらの機種は、すべてDJI Flyアプリを前提とした設計になっており、スマートフォンまたはタブレットにアプリをインストールし、送信機と接続することでスムーズに操作が可能です。
一方、PhantomシリーズやMavic 2 ProなどはDJI GO 4アプリを使用するため、誤ってインストールしないよう注意が必要です。
DJI Flyが必要な理由と他アプリとの違い
DJIは機種ごとに専用アプリを設けており、その中でもDJI Flyは「一般ユーザー向けの最新UIを備えたスタンダードアプリ」として位置づけられています。
DJI GO 4やDJI Pilotとの主な違いは以下の通りです。
項目 | DJI Fly | DJI GO 4 | DJI Pilot |
---|---|---|---|
主な対象機種 | Mini/Air/Avata | Mavic 2/Phantom等 | M300/産業用ドローン |
ユーザー層 | 一般・初心者向け | 上級者・業務用途 | 業務・産業用途 |
UI設計 | シンプルでわかりやすい | 多機能・複雑 | 高度な業務設定あり |
主な機能 | クイックショット、QuickTransfer等 | カスタム露出制御、ジンバル設定等 | 測量・マッピング等 |
ドローンを購入した際に「どのアプリを使うべきか」で迷った場合、自分の機種がどれに該当するかを確認し、DJI Fly対応機種であればまずこのアプリをインストールすべきです。
DJI Flyアプリのダウンロード方法と初期設定
DJI Flyアプリは、ドローンを安全に飛行させるための必須ツールです。しかし、Androidユーザーの中には「Google Playに表示されない」などのトラブルを経験することも少なくありません。ここでは、各OSにおける正しいインストール手順と、初期設定のポイントについて詳しく解説します。
Android・iOS別のインストール手順
iOS(iPhone・iPad)ユーザーの場合
- App Storeで「DJI Fly」と検索し、DJI公式のアプリをインストールします。
- Appleのセキュリティポリシーにより、App Storeからのみの配信となっています。
- iOS 11.0以降が推奨されます。
Androidユーザーの場合(※注意点あり)
- 2021年以降、DJI FlyアプリはGoogle Playストアから削除されています。
- 代わりに、DJI公式サイトのダウンロードページ(https://www.dji.com/jp/downloads/djiapp/dji-fly)からAPKファイルを入手し、手動でインストールする必要があります。
- インストール前に「提供元不明のアプリを許可」設定を行ってください。
- Android 7.0以降が推奨されています。
注意点
非公式のアプリ配布サイトや改ざんされたAPKは絶対に使用しないでください。セキュリティリスクや不具合の原因になります。
Google Playにない場合の対処方法(Androidユーザー向け)
Google PlayストアにDJI Flyがない理由は、DJIとGoogleのポリシー方針の違いによるもので、現在は公式サイトでの直接配布に切り替えられています。インストール手順は以下の通りです:
- DJI公式サイトにアクセス
- 「DJI Fly」アプリのAndroid版APKファイルをダウンロード
- 端末の設定 > セキュリティ > 「提供元不明のアプリを許可」をオンに
- APKを開いてインストール実行
- インストール完了後、ホーム画面のアイコンから起動
また、一部の機種ではGoogle Playプロテクトが警告を出す場合がありますが、DJI公式サイトからのAPKであれば問題ありません。ただし、自己責任でのインストールとなりますので注意してください。
機体との接続設定とファームウェアアップデート方法
DJI Flyアプリをインストール後、ドローンと送信機の接続、およびファームウェアの初回更新が必要です。以下はその基本的な流れです。
- ドローン本体と送信機を起動
- スマートフォンと送信機をUSBケーブルで接続
- DJI Flyアプリを起動し、機体を自動認識するのを待つ
- 「ファームウェアの更新があります」と表示された場合は、指示に従ってアップデートを実行
- アップデート完了後、アプリ上で飛行状態の確認が可能になります
接続がうまくいかない場合の対処法:
- ケーブルが断線していないか確認
- 充電残量が十分かチェック
- DJI Flyアプリの再起動や端末の再起動を試す
初期設定が完了すれば、次回以降はアプリを開くだけで自動的に機体と接続され、すぐに飛行準備が整います。
DJI Flyの主な機能と使い方
DJI Flyアプリは、単なる操縦アプリではなく、撮影の自動化、飛行ログの管理、メディアの転送・編集までカバーしたオールインワンの統合プラットフォームです。ここでは、知っておくべき主要機能と、実際の使い方を機能別に解説します。
フライトモードの種類と切り替え方(通常・スポート・シネモード等)
DJI Flyでは、用途に応じて以下の3つの主要フライトモードを選択できます。
- 通常モード(Nモード):初心者に最適。GPSとセンサーによる安定飛行が可能。
- スポートモード(Sモード):速度重視。最大速度が出せるが、ブレーキが効きにくくなるため上級者向け。
- シネモード(Cモード):撮影向きのゆっくりした動きで、滑らかなカメラワークが実現できる。
モードはアプリ画面または送信機の切り替えスイッチで変更可能です。ただし、一部機種ではスポートモードがロックされている場合もあります(例:Mini 2 SE)。
クイックショットやマスターショットの使い方
DJI Flyの特長的な撮影補助機能に、クイックショットとマスターショットがあります。
- クイックショット(QuickShots)
選択した被写体を自動で撮影・飛行してくれるモード。Dronie、Rocket、Circle、Boomerangなど複数のパターンがあり、初心者でも映画のような動画が撮れる。 - マスターショット(MasterShots)
複数のクイックショットパターンを自動で組み合わせて撮影。編集済みのショートムービーをアプリが自動生成してくれるため、SNS投稿にも最適。
これらのモードは、撮影対象を画面で選択し、ワンタップで起動できます。
マップ表示・飛行ログ・飛行制限エリアの確認方法
アプリ画面右下のマップアイコンをタップすると、以下の情報が表示されます。
- 現在地と機体の位置:リアルタイムで確認でき、迷子防止に役立つ。
- 飛行履歴(フライトログ):日時・場所・飛行時間・高度などが自動記録され、いつでも再確認可能。
- ジオフェンス(飛行制限エリア):空港周辺や危険区域など、飛行が制限されるエリアが地図上に色分け表示。
アプリはDJIのクラウドと連携しているため、インターネット接続があれば地図や最新のジオゾーン情報も自動で更新されます。
撮影設定(ISO・シャッター・WBなど)の詳細
DJI Flyでは、オートモードとマニュアル(Pro)モードが選べ、以下のような詳細設定が可能です。
- ISO:暗所での明るさ調整。値が高いほど明るくなるがノイズが増加。
- シャッタースピード:動体撮影や夜景に影響。ブレを抑えるには速く、光を多く取り入れたいときは遅く。
- ホワイトバランス(WB):色温度を調整し、青っぽい/赤っぽい画を自然に補正。
- EV(露出補正):全体的な明るさを微調整。
特にNDフィルターなどを使用する中・上級者にとって、Proモードは表現の幅を広げるために欠かせない設定です。
QuickTransferとSkyClipによるデータ転送・編集方法
撮影後のデータ管理もDJI Flyで完結できます。
- QuickTransfer
ドローンとスマホをWi-Fiで直接接続し、動画・写真を高速転送する機能。ケーブル不要で、特に大容量ファイルの転送に便利。 - SkyClip(スカイクリップ)
アプリ内の簡易編集ツール。音楽・フィルター・カット編集などが可能で、SNS向けの短尺動画をすぐに作成・共有できます。
いずれもアプリ内から簡単にアクセスでき、SNSへの投稿やクラウド保存などにも対応しています。
DJI Flyアプリでよくあるトラブルと解決法
DJI Flyアプリは非常に優れた操作性と機能を備えていますが、ユーザー環境や機種によっては不具合や接続トラブルが発生することがあります。ここでは代表的なトラブル事例とその原因、解決策をわかりやすく紹介します。
アプリが開かない・落ちるときの原因と対処法
アプリが起動直後にクラッシュする、または一切立ち上がらない場合、以下の原因が考えられます。
【主な原因】
- スマートフォンのOSが非対応または古いバージョン
- DJI Flyアプリが最新でない
- キャッシュ・一時ファイルの破損
- 他アプリとの干渉(セキュリティアプリ等)
【対処法】
- OSのバージョンがAndroid 7.0/iOS 11.0以降であることを確認
- DJI公式サイトまたはApp Storeから最新バージョンのアプリに更新
- アプリを一度アンインストールしてから再インストール
- スマホを再起動してから再度試す
特にAndroidユーザーは、APKを手動で更新する必要があるため、古いまま使用しているケースが多く注意が必要です。
接続できない・機体が認識されないときのチェックポイント
送信機やドローンを起動しても、アプリが機体を認識しない場合は以下の点を確認してください。
【チェックポイント】
- ケーブルが破損していないか/正しい向きで挿さっているか
- スマホが「MTP」などの接続モードになっていないか
- DJI FlyアプリがUSB接続を許可しているか
- 他のアプリ(DJI Assistantなど)が干渉していないか
【対処法】
- 純正または信頼できるブランドのUSBケーブルを使用
- 「USBデバッグ」や「ファイル転送モード」をオフにする
- 接続後に表示される「このアプリを起動しますか?」に必ず「許可」を選択
特にUSB-C端子では上下逆の接続ミスもあるため、確認は慎重に行いましょう。
アップデート時にエラーが出る場合の対処法
ファームウェアやアプリ更新中にエラーが表示され、アップデートに失敗するケースもあります。
【よくある原因】
- インターネット回線が不安定
- バッテリー残量不足(送信機・機体)
- DJIサーバーへのアクセスが一時的に混雑
- 古いバージョンからの大幅更新
【対処法】
- Wi-Fiまたは安定したネット回線でアップデートを実施
- ドローン本体・送信機ともにバッテリー残量50%以上を確保
- 時間をおいて再度アップデートを試す
- DJI Assistant 2(PCソフト)を使用してファームウェア更新を行う(上級者向け)
どうしても更新できない場合は、DJIサポートに問い合わせて機体の状態を確認してもらうのが安全です。
Android端末でインストールできないときの手順
Google Play非掲載のため、Androidではインストール時に以下のような障害が発生することがあります。
【トラブル例】
- 「アプリがインストールされませんでした」
- 「不明なアプリのインストールは禁止されています」
【対処手順】
- 「設定」→「セキュリティ」→「提供元不明のアプリ」を許可
- ダウンロード済みのAPKを「ファイル」アプリなどで開く
- DJI Flyの旧バージョンが残っている場合はアンインストール
- ストレージ容量に空きがあるか確認
特にセキュリティ設定によっては、インストール画面がブロックされる場合があるため、権限周りの設定にも注意してください。
DJI Flyアプリのアップデート情報【最新版】
DJI Flyアプリは、定期的なアップデートによって新機能の追加や不具合修正、対応機種の拡充が行われています。特に2025年現在では、Mini 4 ProやAir 3といった最新機種への対応が進み、操作性や機能性も大きく向上しています。このセクションでは、最新版アップデートのポイントと注意点を詳しく解説します。
最新バージョンの変更点と追加機能(2025年版)
2025年にリリースされた最新バージョンでは、以下のような改善・追加が行われています:
- Mini 4 Pro、Air 3、Avata 2への正式対応
- インテリジェントフライトモードの最適化
- マスターショットの安定性向上
- ハイパーラプス撮影の微調整機能追加
- SkyClipエディターの新テンプレート追加
- 飛行ログの詳細表示が可能に(風速・水平速度の記録など)
- ダークモードの追加(視認性向上&バッテリー消費削減)
これらのアップデートにより、ユーザー体験がより快適かつ高度な撮影ニーズにも対応可能になっています。
アップデートの手順と注意点
DJI Flyのアップデートは、アプリ自体の更新とドローン・送信機のファームウェア更新の2種類があります。
【アプリのアップデート方法】
- iOS:App Storeで「DJI Fly」と検索 → アップデートボタンをタップ
- Android:DJI公式サイトで最新版APKを再ダウンロード → 上書きインストール
【注意点】
- アップデート前にWi-Fi接続を確認
- データ通信時は大容量のため注意(100MB以上の場合あり)
- APK再インストール時は旧バージョンのアンインストールが必要な場合あり
【ファームウェアアップデート手順】
- DJI Flyアプリを起動し、ドローン・送信機と接続
- 自動でアップデート通知が表示される
- 「アップデートを実行」→完了まで待機(中断厳禁)
アップデートによる互換性の変化と機種対応状況
アプリやファームウェアのアップデートにより、機種との互換性が変わる場合があります。特に以下の点に注意してください:
- 古いスマートフォンとの互換性低下
→ 一部Android端末でアプリが起動しなくなるケースあり。要件確認を推奨。 - 非対応機種での操作制限
→ 旧機種(例:Mavic Air、Sparkなど)はアップデート後に一部機能が使用不可になる可能性あり。 - 送信機側のファームウェアも常に最新にすることが重要
→ 機体のみ更新して送信機が古いと接続できない・操作不能になることがある。
最新版に対応していない環境で無理にアップデートを行うと、操作不能やトラブルの原因にもなるため、アップデート前に機種対応表を公式で確認することをおすすめします。
DJI Flyと他のDJIアプリとの違い
DJIでは、使用するドローンの種類や用途に応じて複数の公式アプリを提供しています。中でも「DJI Fly」「DJI GO 4」「DJI Pilot」は混同されやすい代表的なアプリです。このセクションでは、それぞれの特徴と使い分け方を明確に整理し、自分のドローンに最適なアプリを選ぶ判断基準を提供します。
DJI GO 4との違い(UI・機能・対応機種)
DJI GO 4は、Mavic 2 ProやPhantom 4 Proといった2016~2019年発売の上級者・業務向けモデルを操作するためのアプリです。以下はDJI Flyとの主な違いです。
比較項目 | DJI Fly | DJI GO 4 |
---|---|---|
対応機種 | Mini 2以降、Air 2、Avataなど | Mavic 2 Pro、Phantom 4 Proなど |
UI設計 | シンプルで初心者向け | 多機能でプロ向けの操作性 |
撮影支援 | クイックショット、マスターショットなど | タップフライ、アクティブトラック、ウェイポイントなど |
設定画面 | シンプルなメニュー構成 | カスタマイズ項目が非常に豊富 |
対応OS | Android/iOS両対応 | Android/iOS両対応(最新OSでは非対応の可能性あり) |
つまり、これからドローンを始めるユーザーや軽量機種を使う場合はDJI Flyが最適です。一方、Phantomシリーズなど旧式モデルを使っている場合は、DJI GO 4が必要になります。
DJI Pilotとの違い(産業用ドローンとの使い分け)
DJI Pilotは、産業用ドローン(例:Matrice 300 RTK、Mavic 3 Enterprise)専用のプロフェッショナルアプリです。DJI Flyとは目的も対象ユーザーも大きく異なります。
比較項目 | DJI Fly | DJI Pilot |
---|---|---|
主な対象機種 | Mini / Air / Avataシリーズ | Matrice / Mavic Enterpriseシリーズ |
主な利用目的 | 空撮・レジャー・ホビー | 測量・点検・捜索・業務用途 |
機能の複雑さ | 初心者でも使いやすい設計 | 高度な自動飛行・RTK・複数機操作対応 |
インターフェース | シンプルで直感的 | 多機能・設定項目が多い |
**個人ユーザーでPilotを使う必要は基本的にありません。**DJI Flyはあくまで一般向けアプリであり、法人向け高機能モデルはPilotでの運用が前提となっています。
どのアプリを使えばいい?選び方のポイント
「自分はどのアプリを使うべきか?」を判断するためには、機種名と使用目的をまず明確にしましょう。以下のチェックリストが参考になります。
【アプリ選定チェックリスト】
- 機種がDJI Fly対応モデルか?
→ Mini 2以降/Air 2以降/Avataシリーズ → DJI Fly - Phantom 4 ProやMavic 2 Proを使っているか?
→ → DJI GO 4 - 測量・点検・業務向けのドローンか?
→ Matrice/Enterpriseシリーズ → DJI Pilot
また、DJI公式サイトの各機種ページには、**「この製品に対応するアプリ」**が明記されているので、購入前またはインストール前に必ず確認しましょう。
DJI Flyに対応しているドローン機種一覧【2025年最新】
DJI Flyアプリは、DJIが展開する一連のコンシューマー向けドローンと密接に連携するための中核アプリです。2025年現在、対応している機種は年々増加しており、特に軽量・高性能を両立するMiniシリーズやAirシリーズとの相性が非常に高くなっています。本セクションでは、シリーズ別に対応機種を紹介しつつ、非対応機種の注意点についても解説します。
DJI Miniシリーズ(Mini 2/Mini 3/Mini 4 Pro)
Miniシリーズは、200g台の超軽量機でありながら高画質な映像撮影ができることから、ビギナーにもプロにも人気の高いモデルです。
【対応機種】
- DJI Mini 2
コンパクト設計と4K撮影が可能なベストセラー機。 - DJI Mini 2 SE
コストパフォーマンス重視の入門モデル。 - DJI Mini 3
縦向き撮影・障害物センサー搭載などでVlog用途にも強い。 - DJI Mini 3 Pro
トライポッドモード・アクティブトラックなど上位機能を装備。 - DJI Mini 4 Pro(2023年登場)
全方向障害物検知やOcuSync 4対応など、最上位のMini機。
これらすべてがDJI Fly完全対応機種となっており、初心者がまず選ぶべきシリーズです。
DJI Airシリーズ(Air 2/Air 2S/Air 3)
Airシリーズは、Miniよりもやや大型ながらも飛行性能とカメラ性能が大きく強化されており、空撮を本格的に行いたいユーザーに向いています。
【対応機種】
- DJI Air 2
2020年発売。48MP写真・4K60fps動画撮影対応。 - DJI Air 2S
1インチセンサー搭載でプロ並みの映像表現が可能。 - DJI Air 3(2023年後半発売)
デュアルカメラ搭載。望遠と広角を切り替えて撮影可能。
Airシリーズも全機種がDJI Fly専用設計となっており、撮影にこだわるユーザーからの支持が厚いラインです。
DJI Fly非対応機種の見分け方と注意点
一部のDJI機体はDJI GO 4やDJI Pilotなど他アプリに対応しており、DJI Flyでは使用できません。以下に代表的な非対応機種を紹介します。
【非対応機種例】
- DJI Mavic 2 Pro / Zoom → DJI GO 4対応
- DJI Phantom 4 Proシリーズ → DJI GO 4対応
- DJI Inspireシリーズ → DJI GO 4またはPilot対応
- DJI Matriceシリーズ → DJI Pilot専用
- DJI Spark → DJI GO 4
【注意点】
- DJI Fly対応機体は、パッケージや公式サイトに「DJI Flyに対応」と明記されています。
- 中古で購入する際は、事前に対応アプリを必ず確認してください。
- アプリを誤ってインストールすると、接続できず操作できないケースがあります。
2025年時点で新しく発売されるコンシューマー向け機体は、原則すべてDJI Flyに対応していますが、古い機種や産業用ドローンには非対応のものが多いため、機種選定時にアプリ互換性を確認することが非常に重要です。
よくある質問
DJI Flyのインストール方法は?
iPhoneの場合はApp Storeから「DJI Fly」で検索してインストールできます。
Androidの場合はGoogle Playには掲載されていないため、DJI公式サイト(https://www.dji.com/jp/downloads/djiapp/dji-fly)からAPKファイルをダウンロードし、「提供元不明のアプリを許可」設定をした上で手動インストールが必要です。
DJI FlyがGoogle Playにないのはなぜ?
Googleのポリシー変更により、DJI Flyは2021年以降Google Playストアから削除されました。現在はDJI公式サイトから直接ダウンロードする方式に変更されています。これによりアプリの審査や配信の柔軟性をDJI側が確保できるようになっています。
DJI FlyとDJI GO 4のどちらを使うべき?
使用しているドローンの機種によって異なります。
- Mini 2/3/4 ProやAir 2/2S/3など → DJI Fly
- Mavic 2 Pro/Phantom 4 Pro/Sparkなど → DJI GO 4
購入前や使用前に、機体が対応しているアプリを必ず確認しましょう。
DJIのドローンは許可なしで飛ばせますか?
日本国内では、航空法・小型無人機等飛行禁止法・道路交通法などの法律により、場所や方法によっては飛行許可が必要です。
例えば、「人口密集地」「夜間飛行」「目視外飛行」「150m以上の上空」などに該当する場合は国土交通省への申請が必要になります。
また、機体登録やリモートIDの装着義務にも注意してください。
DJIはアメリカから禁止されたのですか?
2023年以降、一部のDJI製品はアメリカ政府によって「国防上の懸念がある企業」としてリスト化されていますが、個人・民間レベルでの使用は禁止されていません。
ただし、米国内の政府系機関での調達や使用に制限があるため、誤解されやすくなっています。
DJIの販売中止はなぜですか?
一部報道で「販売中止」と誤認されることがありますが、DJI製品自体は引き続き日本国内でも販売・流通しています。
ただし、各国の法規制や地政学的リスクを背景に、企業によってはDJI製品の取り扱いを控える動きも一部存在します。
DJI Flyは日本語に対応していますか?
はい。DJI Flyアプリは日本語を含む複数の言語に対応しており、スマートフォンの言語設定が日本語であれば、自動的に日本語UIが適用されます。
表示が英語のままの場合は、スマホのシステム言語を再確認してください。
DJI Flyが起動しないときの対処法は?
まずは以下を確認してください:
- スマートフォンのOSバージョンが対応しているか(Android 7.0以上、iOS 11以上推奨)
- DJI Flyが最新版であるか
- キャッシュ・メモリ不足が起きていないか
- アプリを再インストールまたはスマホを再起動してみる
それでも改善しない場合は、DJI公式サポートに問い合わせましょう。