CASE

【羅臼町】遠隔操作での熱赤外線調査飛行

点検・調査
鳥獣害対策
投稿日:

概要

【日時】2024年 秋
【場所】羅臼町の森林や沿岸部
【お客様】羅臼町 産業創生課 / 公益財団法人 知床財団 羅臼地区事業係
【使用機材】Matrice 350 RTK + Zenmuse H20T + スピーカー
【目的】ヒグマやエゾシカの出没状況確認、緊急時に向けた訓練飛行

背景

羅臼町は、知床半島の東側に位置し、世界自然遺産にも登録されている知床の一部です。原生の自然が広がり、特に陸域と海域が密接に関わりあう特異な生態系が魅力です。
この地域には、野生動物(ヒグマ、エゾシカ、オジロワシなど)が数多く生息する豊かな森が残されており、自然愛好者にとって魅力的な観光地です。

近年、知床半島におけるヒグマの目撃件数は増加しています。世界自然遺産登録の要件でもある貴重な生態系の一端を担っているヒグマは、知床とは切っても切れない存在である一方、人の暮らしとの軋轢は年々高まっていました。このような中、安全かつ効率的な対策を行えるツールが必要でした。

解決策

ドローンは、広範囲にわたるエリアを効率的に監視・探索することができます。特に山岳地帯や海岸線など、人間のアクセスが難しい場所でもリアルタイムで追跡できます。ドローンに搭載したカメラやセンサーを使用する事により、出動中に見失ったヒグマの動向などを再把握し、効率的に対処することが可能です。
又、ヒグマが忌避する音をドローンから流す、あるいは物を投下することで、ヒグマを遠ざけることができる可能性もあります。

導入効果・お客様の声

上空から瞬時に熱源を確認することができ、笹薮などに紛れて分かりづらい野生生物の有無が確認できるようになりました。
ドローンからのスピーカー音声による追い払いは一定の効果があると期待しています。

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