CASE 事例紹介
【札幌市】粒剤散布装置搭載ドローンによる屋根雪庇の融雪
研究・開発
投稿日:

概要
【日時】2024年 冬
【場所】札幌市
【使用機材】Agras T10
【目的】実証実験
【場所】札幌市
【使用機材】Agras T10
【目的】実証実験
背景
粒剤散布ドローンは、圃場の追肥や趣旨直播に使用されますが、特に寒冷地では春から秋の限られた期間しか利用されません。
その期間に民家や工場などの屋根へ融雪剤を散布することで、雪庇を溶かすことに一定の効果があります。
その期間に民家や工場などの屋根へ融雪剤を散布することで、雪庇を溶かすことに一定の効果があります。
課題
道内では屋根からの落氷雪や雪下ろし作業中の転落で毎年100件以上の人身事故が起きています。使用していない期間の粒剤散布ドローンを活用することで、安全に雪庇を落下させることができるか、人員、時間、コストを整理します。
解決策・導入効果
通常の粒剤散布と同様にタンクに市販の融雪剤を搭載し、積雪した屋根の雪庇直上に散布します。
金属を錆びさせない種類の融雪剤を一定の間隔を開けて数回散布することで雪庇を縮小もしくは落とすことができます。
金属を錆びさせない種類の融雪剤を一定の間隔を開けて数回散布することで雪庇を縮小もしくは落とすことができます。
融雪剤の総散布量を少量、低コストに抑えることができました。
今後、粒剤散布装置を使用した融雪剤の散布は、屋根の素材・傾斜角や積雪深によっては、雪庇に限らず雪下ろし自体ができる可能性があります。また高層ビルや屋外看板、鉄橋や高圧線等の着雪への応用への期待できます。
今後、粒剤散布装置を使用した融雪剤の散布は、屋根の素材・傾斜角や積雪深によっては、雪庇に限らず雪下ろし自体ができる可能性があります。また高層ビルや屋外看板、鉄橋や高圧線等の着雪への応用への期待できます。